砂の城②

今日の夕食に息子の大好物のミーゴレンを作った。

夫と二人暮らしなのに、3人分作ってしまった。

ミーゴレンに限らず、なぜか私はいつも食事を3人分以上作っている。

「もしかしたら、今日帰ってくるかもしれない?」

あの子の分も作っとかなきゃ。いつもそう思っている。

そんな悲しい期待と過去の記憶の交差点の先に、暗くて長い夜が見える。

だんだん漆黒に広がる闇の中に、煌めく星が対比する。

やがて星の姿は、薄色ブルーに染まり出した空気の中へ隠れる。

明るみを帯びた薄紫色の夜明けが登場する。

私はその空を見るとなぜか落ち着き、短い時間眠りにつくことに成功している。

目次

ーLavender dawnー

私はいつも朝寝坊だった。

なのでこんなに日々、夜が明けていく様を観察したことがなかった。

宇宙が夜のグラデーションを終えた後の、柔らかい生まれたての太陽の日差しを受け取ったら、寝る。

そんなことを毎日繰り返してたら、不思議なことが起き始めた。

「せんせーー!元気にされてましたかー!」

「由希香さ〜〜ん!すっごくいいことあったんですぅ!」

「由希香さん!!会いたかった〜!」

って、今までもいつもお声がけくださる、お客様のお言葉のひともじひともじや、鑑定中に捉えた前世の魂の何かが、太陽のように温かく私の胸に差し込んできて、広がり出したのだ。

そしてその「熱」は私に生気を与えてくれた。

目には見えないけれど、それは確実に「エネルギー」だと感じた。

そして、そのエネルギーこそがお客様皆様に頂いた「愛そのもの」だったのだ。

ーDeep bass resonanceー

「愛」を受け取ることができた私は、なぜ受け取れたのかを何度も自分に問うた。

「何を以って、私は愛を受け取れたのだろう??」

私は異常なまでにこだわった。

ある朝、玄関先に置いてある鉢植えのラベンダーに、持っていた犬のリードが引っかかった。

私は座ってリードを取り去ると、ラベンダーが揺れていた。すぐに揺れはおさまった。

なんのことはない、物理的に揺れているだけだ。

もう一度ラベンダーを見た。揺れは止まっている。

でも、じっと見ていると、なんだかラベンダーが小刻みに動いている気がしたのだ。

風だったかもしれない。

でも私はその時

「あ、振動してる。」

と、思ったのだ。

ちょっと慌てて家の中に入り、昔「振動」について調べたメモ書きのノートを出してきた。

「高周波=キラキラして魅力的な高い音。すごく気になるけれどすぐ消える音」

「低周波=重くてどっしり響く重低音。静かに続いて一番遠くまで届く音」

と、書いている。

「愛は?愛はどっちなの??」

私は、「愛は低周波の重低音だ」と思った。なぜなら、ずっと消えずに私の胸の辺りを温めてくれたから。

そして、これを利用して、私も愛を息子に送ることはできないかを考えだした。

どこにいるかもわからない。簡単にやり取りができるツールは全てブロックされている。

「私とあの子がつながってるもの??私から生まれたから、全部??いや、血?つながってるけど・・・う〜〜〜ん」

しばらく考え込んでいたら、散歩に行く前に流しっぱなしにしていたApple Musicから、ハワイアンが鳴ってることに気がついた。気が散る!と思って止めようとデバイスを見たら、歌ってたアーティストが

「Manoa DNA」

だった。

「DNA!!!!!!」

そう、それだった。脈々とご先祖さまからつながってきた記憶の倉庫。

「親子のDNAは特に強い結びつきがあるに違いない。本物の重低音の愛を送ってレゾナンスさせることは可能だと思える!」

私は、ぶっ飛びなんちゃって仮説を立てて、それからすぐに「愛」を振動させて送ろうと、いろんなやり方を試みた。

これでもない、もっとこうか??などと試しているうちに、なんだか疲れてきて休憩しようと思って、ソファに寝そべり、長期全無視の息子とのLINEを、久しぶりに開けてみた。

・・・驚くべきことに、そこには「既読」がついていたのだった。

私は、久しぶりに笑顔になれた。

偶然かもしれないし、奇跡かもしれない。

でも、私はレゾナンスしたと信じている。

愛は、そのままで温かいエネルギーを人に届けることができる。

私は欲張って、「もっと一番早く届ける方法を!」と探したけれども、人を想う気持ちがあれば必ずレゾナンス(共鳴)できて、大切なものは一体何なのか、伝えることができると想う。

まだ、息子からの連絡はない。

けれども私は、DNAへ愛をひっそり送り続ける。絶える事なく。

今は、それが母親としての私の役割なんだと、区切りがついたから。

愛を送り続けるのに、相手の返信は不要だと、ちょっと強がりエッセンス残しつつ・・・

ーご挨拶ー

この場を借りて、お礼を申し上げさせてください。

私を励ましてくださった皆さま、本当にありがとうございます。感謝しております。

いつも大きな愛で優しく迎えてくださる恩師の先生ご家族の皆さま、感謝でいっぱいです。ありがとうございます。

ご注文いただいている皆さま、商品の発送なども大幅に遅れまして、ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。順番に発送作業をしております。

こんなご苦労かけている中で、いつも私とオフィスユキカを明るく優しく支えてくださっているスタッフの関根さん、石原さん。ゆきたまスタッフの由衣ちゃん。マカナ会のみんな。本当に本当にありがとう!

皆様に引き上げていただきました。

どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

株式会社オフィスユキカ

玉造由希香

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